英単語スペルの効率的な覚え方3選
2022.3.15
「英単語を10分で600語覚える方法」は英単語の意味を短時間で覚える学習方法を紹介した記事です。YouTubeには実践動画があり、ご好評をいただいております。しかし、それと同時に「スペルはどう覚えたらいいですか」と疑問を寄せてくださる方もいらっしゃいます。
1冊約2週間で英単語の意味を覚えられても、スペルがなかなか覚えられない方は多いようです。英単語のスペルには法則性があるので、焦らずとも見慣れれば自然と覚えられるものです。
しかし、定期試験や小テストがある方は早く簡単に覚えたいですよね。本記事では簡単にスペルが覚えられる方法を3つお伝えします。
英単語のスペルを覚えるポイント
まずはポイントをおさえましょう。
英語は2種類に分けられる
英語は以下の2種類に分けられます。
- 何となく書ける英単語
- どうしても覚えにくい英単語
まずは時間がかからない①の何となく書ける英単語から勉強するのがおすすめです。
スペルを覚えるポイント
ポイントは3つです。
- いきなり書かない
- 書く回数は集中して1〜2回
- 日数をちらして目に触れる回数を増やす
スペルを目で見て音読して、1〜2回だけ書く方法がおすすめです。10回も20回も書くと、逆に覚えられません。人間の脳は「長い時間その英単語に触れたかどうか」ではなく「短い時間でもいいから、何回その英単語に触れたかどうか」が大切です。触れる回数が多ければ多いほど覚えられるメカニズムなのです。
また、何日繰り返したかも大切です。同じ日に5〜6回見てもそれほど意味がありません。それよりも、毎日1〜2回見るのを何日か繰り返すのが大切です。
英単語のスペルの覚え方3選
ここからは、具体的な覚え方を紹介します。
①何となく書ける英単語の覚え方
- 1〜4日目は1単語につき1〜2回音読(書かない)
- 5日目ぐらいに集中して1〜2回書く
ポイントは、1〜4日目に何度も音読して触れていることです。1日1〜2回音読したら、4日目で合計8回は英単語に触れる計算です。そして5日目に1〜2回書く。集中して書くので、少ない回数でも頭に入ってきやすいのです。
②どうしても覚えられない単語
①の方法でどうしても覚えられない単語は、
接頭語を接尾語に分解する
この方法で覚えましょう。おすすめの英単語帳は『ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1000』や『大学入試 天下無敵の英単語 最重要多義語300』などです。
接頭語と接尾語に分解する具体的な方法を紹介します。
「district」という英単語があります。意味は「区域」です。この「district」を接頭語、接尾語に分解すると「dis-strict」。「dis」は「分ける」、「strict」は「引っ張る」という意味です。このようにパーツに分解して理解し、声に出して覚えていきましょう。読み方は「ディス、ストリクト」のようにローマ字読みでかまいません。
しかし、すべての英単語をこのように語源で分解して覚えるのは不可能です。時間と労力がかかりすぎてしまいます。そのため、まず①の覚え方で勉強し、それでも覚えられない場合はこの②の方法を利用しましょう。
③それでも覚えられない英単語
①や②のやり方でも覚えられないような英単語は、自作の語呂合わせやこじつけを考えましょう。
こじつけの一例は「injure」。「ケガをさせる」という意味ですが、これをスペルにこじつけていきます。「ナイフなどがイン+(血が)じゅわ〜と出る。だからinjure。」のような覚え方です。
イメージが湧くため非常に有効な覚え方ですが、すべての単語をこの方法でやるのは労力がかかります。どうしても覚えられないものだけに絞ってやってみてください。
英単語の一夜漬けはNG
前日にあれだけ時間をかけて覚えたのに、結局当日5〜8割くらいは忘れていた、という経験はありませんか。英単語の勉強で一夜漬けするのはやめましょう。5〜7日前から覚える方が絶対に効率的です。効率的とは「時間をかけずに覚えられる」という意味です。1日10分の勉強なら、5日間でも合計1時間以内の勉強です。それほど短時間の勉強でも、定期試験の範囲なら問題なく覚えられるでしょう。
まとめ
英単語は気合いと根性ではなく、覚え方の工夫が大切です。時間がかからない方法から順番に、本記事でご紹介した覚え方を試してみてください。きっとあなたも英単語のスペルを余裕で覚えられるでしょう。応援しています。