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最短で偏差値30から60になる英文法講座④時制後編

2022.1.21

         

連載「最短で偏差値30から60になる英文法講座」第4回です。本講座では、3つの単元を扱います。

  1. 後置修飾
  2. 時制(完了形、仮定法、過去形、現在形、未来形)
  3. 同じ形の反復

本記事では、②時制の中から仮定法を解説します。「仮定法はなかなか難しい」と思う人は多いですよね。ですが、仮定法の条件や形を踏まえれば難しくありません。

仮定法とは

仮定法には種類があり、主に仮定法過去仮定法過去完了の2種類です。どちらも以下の2つの条件を満たしています。

仮定法の条件①時制は1つ前で書かれる

時制とは「過去完了」「過去」「現在」「未来」などを指します。仮定法では時制が1つ前(1つ古い時制)で書かれます。

仮定法の条件②非現実的なことを伝えている

仮定法の文には実際には起きていない、非現実的な記述があります。

仮定法過去を理解しよう

2種類ある仮定法のうち、まず仮定法過去から解説します。

ポイント①仮定法過去の時制は現在

仮定法の条件①によると、時制は1つ前で書かれるのでしたね。1つ前、つまり1つ古くなって過去形で書かれているので、仮定法過去の時制は現在です。

ポイント②仮定法過去の形は「助過原」

仮定法過去の文法の形を覚えましょう。

助動詞過去+原型

参考書などでは語呂合わせ的に助動詞の「助」、過去の「過」、原型の「原」をとって「助過原(ジョカゲン)」と紹介されることも。暗記しておくと便利です。

例文で理解を深めよう

実際に例文を見てみましょう。

If I were not ill, I would make a trip.
もしも私が病気じゃなければ、旅行に行っただろうに。

助動詞過去「would」+原型「make」で助過現の形です。そして私は現在病気なので、「 I would make a trip(旅行に行っただろう)」の部分は実際に起きていない、非現実なことです。

この仮定法の例文を、仮定法を使わずに書き換えてみます。

As I am ill, I will not make a trip.
私は病気なので、旅行に行くことはないでしょう。

「As」は「〜なので」という意味です。時制に注目すると、現在形ですよね。このように、仮定法過去は「過去」という言葉が使われていますが、現在形を指す文章なのです。

仮定法過去完了を理解しよう

もう一つの仮定法、過去完了を解説します。

ポイント①仮定法過去完了の時制は過去

仮定法過去完了は名前のとおり、過去完了の形で書かれています。仮定法の条件に「時制は1つ前で書かれる」とあるので、実際の時制は過去です。

ポイント②仮定法過去完了の形は「助過haveP.P.」

仮定法過去完了の文法の形を覚えましょう。

助動詞過去+have+過去分詞

仮定法過去完了にも語呂があり、「助過haveP.P.(ジョカハブピーピー)」と覚えます。P.P.は過去分詞のことです。

例文で理解を深めよう

If I had known his address, I would have written to him.
私が彼の住所を知っていたならば、彼に手紙を書いただろう。

助動詞過去「would」+「have」+過去分詞「written」で「助過haveP.P.」という仮定法過去完了の形を満たしていますね。そして、「I would have written to him.(彼に手紙を書いただろう)」と実際には起きていない、非現実なことが書かれています。

仮定法を使わず書くと、

I did not write to him because I did not know his address.
私は彼に手紙を書かなかった。なぜならば私は彼のアドレスを知らなかったから。

です。仮定法過去完了といいつつ、時制は過去ですね。

例外:if文のない仮定法

if文がなくても仮定法は成り立つので、注意しましょう。

例文で詳しく解説します。

There is the treatise that might have been written by a calculating machine.

if文はないですが、仮定法過去完了の文です。「treatise」は「論文」です。どんな論文かというと、「計算機によって書かれた論文(written by a calculating machine)」ですね。計算機が論文を書くはずがないので、非現実的な記述です。

このように、非現実的な設定があればif文の代わりになります。文章の形も助動詞過去「might」+「 have」+過去分詞「 been 」なので、仮定法過去完了の「助過haveP.P.」の形にあてはまります

訳にも仮定法を反映させなければいけません。普通に訳すと「計算機が書いたかもしれない論文がある」ですが、これだと減点されます。計算機が論文を書くのはありえないので、「まるで計算機が書いたかもしれないような論文がある」のように訳すと良いでしょう。

if文のない仮定法のポイント

  1. 非現実な記述がある
  2. 形が仮定法である
  3. 訳には非現実なニュアンス「まるで〜のような」を入れる

仮定法の使い所

他の文法でも表現できるのに、なぜ仮定法を使うのでしょうか。

それは仮定法が感情をこめて伝えやすいからです。「As I am ill, I will not make a trip.」とストレートにいうよりも、仮定法過去で表現したほうが「病気じゃなかったら旅行に行きたかったなあ」という思いを表現しやすく、余韻が出ます。

この余韻を日本語で例えると「もし病気でなかったら……」のような、言葉にならない「……」を伝えているようなイメージです。

仮定法のまとめ

ポイント1:仮定法の2つの条件

  1. 時制は1つ前で書かれる
  2. 非現実的なことを伝えている

ポイント2:仮定法の種類

  1. 仮定法過去
    ・時制は現在
    ・形は「助過原(ジョカゲン)」
  2. 仮定法過去完了
    ・時制は過去
    ・形は「助過haveP.P.(ジョカハブピーピー)」

この内容を理解しておけば、とくに問題ないでしょう。ぜひ本記事の知識を使って、実際の文法問題も解いてみてくださいね。あなたの英語の成績が上昇することを願っています。

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