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『Next Stage』や『総合英語Evergreen』では絶対に英語長文を読めない・・・どうすべきか?

2022.5.28

         

みなさんは、英単語と同様に英文法の勉強も必要だと思いますよね?英文法の参考書として、以下が思い浮かぶ方も多いでしょう。

  • 総合英語Evergreen
  • 総合英語Forest
  • Next Stage 英文法・語法問題
  • 英文法・語法Vintage

しかし、英文法の勉強だけでは高得点はとれません。文法問題より長文読解の方が、出題率は高い傾向にあるからです。

  • 東大:全体の約58%
  • 慶応(SFC):全体の約100% ※長文内に一部文法問題あり
  • 早稲田(社会科学部):全体の約80%
  • 法政大(T日程入試):全体の100%

本記事は、英文法の勉強法について、「文法問題のための英文法」ではなく、「長文読解のための英文法」を勉強する方法についてご紹介します。

英語長文を理解できる英文法力が必要

実際に出題された英文を見てみましょう。

【実際の英文】

A person who reaches age 65 has an average life expentancy of about 14 more years.関西学院大学)

【解説】

(S)A person who reaches age 65
(V)has
(O)an average life expentancy of about 14 more years.

上記のとおり、一文が複雑です。英文法の参考書のように単純な英文ではありません。出題率の高さを考えると、長文読解の対策は必須です。英文法の参考書(総合英語Evergreen、総合英語Forest、Next Stage 英文法・語法問題、英文法・語法Vintage)で、複雑な英文を理解したり、長文読解を得意にするのは難しいでしょう。

長文読解のための英文法ー勉強の進め方

英文法のインプットをしながら、同時にアウトプットをしていく勉強をします。複雑な英文も、覚えた英文法の知識(インプット)で、訳をする(アウトプット)ことにより、短期間で一文一文読めるようになります。

具体的には、下記の参考書から該当するものを1冊選んで仕上げます。それにより、長文読解のための英文法力を完璧に習得することにつながります。

長文読解のための英文法ー勉強方法

英語長文を読むために、英文解釈は欠かせません。長文は、一つ一つの英文の集合体です。各英文の主語・動詞・目的語・補語・修飾語を正確に把握する英文解釈力は必須です。

この勉強法では『理解』→『暗記』という流れで、英文解釈力を身に付けていきます。英文解釈における『理解』とは、SVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)に分けることです。まずはSVOCMの分け方を理解し、次に例文などを暗記する、という順序が大事です。

そして、『暗記』には反復が必要です。

理解

  1. 例文をSVOCMに区切る
    参考書、またはノートにわかる範囲でSVOCMを自力で記入します。
  2. 訳を書く
    SVOCMごとに記入します。頭の中で考えるのではなく、実際に紙に書くことでアウトプットをします。
  3. SVOCMと訳があっているかを確認
    解説などをもとにチェックし、正しく理解します。

暗記

  1. 例文の英語を日本語に訳し、1日5回音読を6日間繰り返す(合計30回)
    SVOCMごとに英語→日本語の順に音読します。
  2. 週に1回スラスラ訳せるか確認する
    SVOCMと単語の意味を把握し、すべての例文が何も見ずに訳せる状態かを確認します。まだスラスラ訳せない例文は、復習の日数を追加します。

【実践例】

[例題]This river is dangerous to swim in.

理解

  1. 例文をSVOCMに区切る
    This river/is/dangerous/to swim in.
  2. 訳を書く
    あの川は/です/危険/泳ぐのに
  3. SVOCMと訳があっているかを確認
    ①をチェック:S(主語)=This river、V(動詞)=is、O(形容詞)=dangerous、M(修飾語)=to swim in
    ②をチェック:あの川は泳ぐのに危険です

暗記

  1. 例文の英語を日本に訳して音読する(目安:1日5回✕6日間=合計30回)
    「That river」→「あの川は」、「is」→「です」、「dangerous」→「危険な」、「to swim in」→「泳ぐのに」を1日に5回繰り返し、さらに6日間続ける
  2. スラスラ訳せるまで①を繰り返す
    スラスラ訳せないものは、訳せるようになるまで復習の日数を追加する

※暗記の反復回数(30回)は、あくまで目安です。目的は、スラスラ訳すことですので、反復回数は調整しましょう。

「記憶」について

人の記憶は睡眠により定着するという説があります。暗記の反復で、1日に30回音読するより、あえて6日間に分けて音読する方が、効果がはるかに高くなるでしょう。

文法問題のための英文法ー参考書の活用方法

英文法の参考書(総合英語Evergreen、総合英語Forest、Next Stage 英文法・語法問題、英文法・語法Vintage)の活用法をご紹介します。

『Next Stage 英文法・語法問題』『英文法・語法Vintage』

英文解釈を勉強するときの辞書として使うのが最適です。ボリュームが大きいため、着実に進めるには膨大な時間がかかります。一冊仕上げる頃には、最初の方に覚えた内容を忘れていることもあります。

『総合英語Evergreen』『総合英語Forest』

高配点の文法問題や英作文のベースの知識として使えます。出題が予想される大学を受験する方は、入試直前に使いましょう。一夜漬けでやるくらいのイメージで取り組みます。英文解釈に大きく影響しない知識は、たとえ忘れても大きな問題ではないからです。

まずは英文解釈力の習得から!

今回の内容は、動画でも詳しく解説しています。

英文法の勉強は、出題率の高い長文読解のためにまず英文解釈力を習得します。インプットしながらアウトプットする方法で進めます。そして、英文法の参考書は、それぞれの特徴を押さえて活用しましょう。

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