残り半年で偏差値40から難関私大に受かる方法 英語編
2022.8.27
みなさん、受験勉強は順調ですか?「いまいち勉強時間が伸びない」「なかなか成績が上がらない」「もう受験無理かも…」などの声が聞こえてきそうですね。
もしも今の受験勉強に、ネガティブな気持ちがあれば、今から受験勉強の内容を変えるチャンスだと、ポジティブに捉えてみましょう。
本記事では、受験まで残り半年で、MARCH・関関同立に合格する英語の具体的なカリキュラム、参考書のルートを時期別にご紹介します。
本記事でわかること
- 難関私大合格の秘訣
- 半年で英語の偏差値をMARCH 関関同立に合格できるレベルになるためのポイント
難関私大合格の秘訣
- 英語を得点源にする
配点が高く、問題も難易度が高いため、得点源にできると優位です。 - 地歴・数学・古典を得点源にする
比較的得点源にしやすい科目のため、しっかり身につけましょう。 - 現代文(小論文)は押さえる
やればやるだけ伸びる保証がない科目です。受験まで残り半年の時点では、割く時間を決めかねるところです。過度な期待はせず、最低限取れればよいという感覚でいましょう。
半年で英語の偏差値をMARCH 関関同立レベルになるためのポイント
ポイントとスケジュール
- 英語長文を極める(8月から)
- 過去問を極める(12月以降)
- 分野別対策を極める(1月以降)
ポイント1:英語長文を極める
英語長文で1文1文を正確に読み取る力を養うには、英文解釈力・単語力・熟語力などが必要です。1文と1文の関係、その集合体となるパラグラフ、文章全体、これらを紐解く力も必要です。まずは、1文1文を極めていくことから始めましょう。
【8月下旬~9月上旬】テーマ:1文1文を極める
半年のプランの石杖となる部分です。確実に進めましょう。下記の各参考書を仕上げることで、1文1文の文章を読むことは、問題のないレベルに到達するでしょう。
・中学レベルの英語力に不安のある方
- 『完全攻略 中学英語 英文法 1~3年』『高校入試 短文で覚える英単語1900』を仕上げましょう。(目安:1週間)
- 『入門英文解釈の技術70』『大学入試 肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』『英文読解入門基本はここだ!』これらの参考書のうち、どれか一つを仕上げましょう。
・中学レベルの英語力は習得している方
- 『入門英語長文 問題精講』は、英文解釈の練習にとてもよいです。設問は無視して、文章だけ1文1文読みます。この段階では、文章全体の意味も掴まなくてよいです。
・並行して仕上げる単語帳
- 標準的な単語帳『DataBase3000 基本英単語・熟語』を仕上げます。
- 『英単語ターゲット1900』『システム英単語』のいずれかの単語帳を仕上げます。
【9月下旬~10月中旬】テーマ:文と文の関係を極める・段落を読み解く
下記の各参考書を仕上げることで、段落の要点、「何が言いたいのか」が掴めるようになるでしょう。英語力も上がってきます。
- 『改訂版 センター試験 英語[読解]の点数が面白いほどとれる本』を仕上げましょう。※「共通テスト版」よりも私大向きです。
ボリュームはありますが、内容はさほど難しくありません。「論理的に文章を読み解く力」「文と文との関係を紐解く力」を凝縮して学べます。 - 『パラグラフリーディングのストラテジー②実践編』を仕上げましょう。
【10月下旬~11月】テーマ:英語長文のボリュームを増やす
文章量を増やさなければ、速読はできません。そして、単に速読するのではなく、段落ごとに要点を掴み、文章全体で何が言いたいのか掴むことも同時にする必要があります。下記の各参考書を仕上げることで、長文読解のレベルは、かなり上がっているでしょう。
- 『英語長文ポラリス 応用レベル』を仕上げます。(目安:20日間)
- 『英語長文ポラリス 発展レベル』を仕上げます。
論理的な読解の仕方が詳しく説明され、高難易度です。MARCHの勉強としては十分でしょう。
ポイント2:過去問を極める
志望大学・学部の過去10年間の英語長文をやり込み、読み込み、解き切ります。そうすることで、受験時に英語長文で困ることがないことが目標です。
【12月・1月上旬】テーマ:主に英語長文を中心に過去問演習+語彙を増やす
- 英語長文を中心に過去問題をやり込みます。
解答については、選択した根拠を必ず紙に書くことが重要です。その書いた根拠を、過去問題と照らし合わせる作業を行います。論理的思考力が高まり、語彙の推測力も上がるでしょう。 - 過去問題と並行して、難しい単語帳『単語王2202』と、過去問題で出た知らない単語も覚えます。
文法問題や英作文問題については、この段階でまだ力を入れる必要はありません。とにかく英語長文を徹底します。
ポイント3:分野別対策を極める
大学・学部により、出題傾向がことなります。「文法問題が多く出る」「発音・アクセントが多く出る」「英作文を書かせる」など、分野別に全体の30~40%を占める場合もあります。
【1月中旬~試験】 テーマ:過去問演習を続けながら、苦手な分野を対策する
最後の追い込みとして、『Next Stage』を基軸に対策することをおすすめします。
例えば、文法・語法の出題には、パート1・2で対策を、会話文の出題には、会話文の部分で対策をするといった使い方でよいでしょう。
こちらの勉強法は、動画でも詳しく解説しています。
合格に向けて勉強法を見直してみよう
難関私大で、英語長文の配点比率は、非常に高いです。大学・学部によっては、8割以上を占めることもあります。英語長文を極めることが、難関私大合格のカギといえます。今の受験勉強に不安がある人は、本記事で勉強内容を見直す機会にしてみてください。そして、残り半年で志望大学へ合格できる学力を身につけましょう。