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受験生が陥りやすい英語長文の悩みベスト5とその解決策

2022.12.18

         

英語長文について、みなさんは「英語長文が解けない」「英語長文が読めない」など、色々な悩みがあるでしょう。
本記事では、「こうすると改善する」という観点で具体的な解決策をご紹介します。

英語長文の教材は、たくさんありますが、どの教材にも当てはまる内容となっています。

本記事でわかること

❶~❺の悩みについて、その理由や対処法を解説します。

  1. 文章の構造がわからない
  2. 段落ごとに何を言っているのかわからない
  3. 最初の部分がわからなくなった場合
  4. 設問がとけない
  5. 読むスピードが早くならない場合

①文章の構造がわからない

文章を読んでわからない単語は当然でてきます。しかし、「どこが主語なのかわからない」「どれが動詞なのかわからない」「目的語はどこだろうか」「補語って何?」といった状態の方は、英文法力や英文解釈力が不足しています。

解決策

英文法力といっても『Next Stage 英文法・語法問題』や『英文法・語法Vintage』のような英文法問題集で補うものではありません。
入門英文解釈の技術70』や『基本からわかる英語リーディング教本』などの参考書にある、1文1文の構造を分けられるような、英文法の知識を深める作業が必要です。

英語長文は、一つ一つの英文の集合体です。文章でSVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)がどれかわからない方は、英文解釈から見直していきましょう。

一般的な『入門英文解釈の技術70』でもよくわからない方はこれをやろう

  1. ポレポレ英文読解プロセス50
  2. 基礎英文解釈の技術100

②段落ごとに何を言っているのかわからない

文章は、一つ一つの段落の集合体です。一つの段落には、一つの言いたいことが必ずあります。それを見抜くことが、英語長文で一番重要です。
一番言いたいところがわからない方は、英文読解の演習が不足しています。数多くの英語長文の勉強が必要になるでしょう。

解決策

一番言いたいことろを見抜くために意識すること

  • 一番最初に言いたいことを書く傾向がある
  • 同じことを反復するので、最後の方に書く可能性がある
  • 「but」など逆説の言葉があると、その直後に書く可能性がある

「but」など逆説の言葉について

例えば、一番最初に言いたいことがくるが、途中で「but」があれば、「but」の直後が一番 言いたいことに変わるという考えです。ただし、なかには文中の小さな「but」もあります。

段落の中で大きな流れを変えるような「but」と、小さな「but」の見極めは、最初は難しいかもしれません。ですが、数をこなす中で、自然に身についてくるでしょう。
まずは、「but」の後に一番言いたいことがくるかもしれない、と推測して読んでみましょう。すると、見える世界が変わってくるかもしれません。

③最初の部分がわからなくなった場合

長い英語長文では、段落で言いたいことはわかったが、読み進めるうちに、最初の部分わからなくなる場合がでてくるでしょう。

解決策

その段落で一番言いたいところを見つけた時点で、線を引いたり、わかるようにメモを書くとよいでしょう。読み返した際に、思い出すきっかけとなります。長い英語長文では、特に大事な行動となります。

最近は、英語長文はどんどん長くなる傾向にあります。この線を引いたり、メモを書くことで「最初の部分がわからなくなる」ことについては、相当改善が見込めるでしょう。

④設問がとけない

理由と解決策(1)

考えられる理由:全体的に読めていない可能性がある

⓵~③の悩みに対する対処方の実践で、解決できるでしょう。

理由と解決策(2)

考えられる理由:読むことができて意味も理解しているが間違える

問題の取り組み方に問題があると考えられます。
必ず自分が選んだ解答の根拠(なぜその解答になったのか)を紙に書いてください。紙に書くことで頭の中を整理して、考え方を新化させることができるのです。その書く作業が一番重要なポイントです。そして、積み重ねることで、設問は解きやすくなっていくでしょう。

また、余裕があれば、自分の考えた解答と解説を照らし合わせてみるのもよいでしょう。ですが、重要なことは紙に書くことです。

【実践例】

  1. 設問を解き、ノートに書く
    [問1] ①(解答)
    根拠:例えば、第1段落の○○の文章が、設問の文意と合っていた場合→「第1段落の4行目の○○があるから…」
  2. 解説を見て、自分の根拠を確認し、正しく理解する

⑤読むスピードが早くならない場合

音読と論理展開の2つのアプローチにより、英語長文の読むスピードが上がるでしょう。

理由と解決策(1)

考えられる理由:文章に対する習熟度がまだ足りていない

英語長文を約30回音読しましょう。音読とは、英語を音読しながら、頭の中で日本語訳で変換します。この音読を1日5回×6日間繰り返しましょう。1日で30回ではなく、1日5回×6日間で30回する方が、習熟度が上がります。

また、5回は最低限の目安です。スラスラ読めるようになれば、回数を減らします。逆に30回実践後もスラスラ読めなければ、回数を増やしましょう。

【実践例】

  1. 音読方法1:SVOCMで区切って音読する
    「I」→「私は」→「love」→「愛してる」→「you」→「あなたを」
  2. 音読方法2:短い文章であれば、1文全部音読してから、頭の中で日本語に訳す
    「I love you.」→「私はあなたを愛してる。」

理由と解決策(2)

考えられる理由:論理展開に慣れていない

スピードアップのために必要なアプローチ

  1. 音読していく中で、このパラグラフの一番いいたいことを理解し、各段落の関係性(重要な段落、そうでない段落)を意識して読み進める
  2. 間違えた設問・解答の根拠を間違えた設問を再度解く
    設問を解くことで英語の文章の論理展開の仕方がかなり見えてきます。

こちらの方法は動画でも詳しく解説しています。

悩み別に対処法を実践してみよう!

本記事の内容ををもう一度確認し、ご自身の英語長文の取り組み方を見直してみてください。きっと悩みを解決し、英語長文が得意になるでしょう。

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