夏休み!楽に15時間勉強できる裏技9選
2023.8.9
受験生のみなさん、勉強は順調ですか?「もう無理だ……」「やる気が出ない……」「夏休み勉は強時間が増える予定だったのだけれども」などの声が聞こえてきそうですね。
これから紹介する勉強法を実践することで、1日最低12時間以上、最高15時間を集中して勉強できる方法が手に入るでしょう。
本記事では、1日15時間、比較的楽に勉強を続けていく9つの勉強法とコツについてご紹介します。
本記事でわかること
- 勉強法①:スモールステップ法
- 勉強法②:タイムアタック法
- 勉強法③:ポモドーロ・テクニック
- 勉強法④:タイムスロットマネジメント
- 勉強法⑤:寸止め勉強法
- 勉強法⑥:完全に脳を休める休憩法
- 勉強法⑦:コンカレントワーキング
- 勉強法⑧:1週間6日法
- 勉強法⑨:受験戦略の最適化
- 1日の理想的なスケジュール
勉強法①:スモールステップ法
実現可能な目標を細かく決めるということです。
具体的に細かな目標を掲げ、毎日クリアしていくことを続けると、やる気がどんどん膨らみます。この目標は、あなた自身が最初に決めます。
自分を褒めることができそうな目標を持って、それを毎日クリアしていきます。これだけでもかなりやる気が上がるでしょう。ただ、目標自体は高く設定してください。
あなた自身が達成可能で、これを毎日クリアできたら自分を褒められるという基準をまずは設定するのです。そこから始めましょう。
【例】
- 1週間で英単語を1000語覚える
- 1週間で英文解釈を70題やる(1日10題)
- 1週間で数学を140題やる(1日20題)
勉強法②:タイムアタック法
だらだら勉強を進めるのではなく、時間を決めて進めるということです。
タイムアタックというのは、時間を測るということです。例えば、マリオカートでいかに早く1周を終われるかを測るようなことです。
【例】
英単語を1語1秒でやるとすると、10分間で600秒なので、600語こなせることになります。「10分間で600語こなすんだ!」という基準を決めて、ストップウォッチで測定しながら進めていくのです。
最初から難しい基準を設けないでください。10分間で600語が難しければ、10分間で300個や150個から始め、徐々に早くしていきましょう。
数学についても同様、1題あたり5分で解いていた問題を2分で解けるようにします。最後に、1題数秒で解くレベルに仕上げていくということが大事です。数秒で解くには、書く時間がないので、あくまでも口頭で実践できるプロセスを、数秒で答えられるレベルまでやりこむことでよいです。1題を数秒で解けるように進めましょう。
勉強法③:ポモドーロ・テクニック
25分勉強して5分休憩するという方法です。
人間の集中力は、数十分しか持たないといわれています。集中的にやって、つかれたら少し休憩するということをやることで、勉強時間を増やすことが可能です。
何も考えずに25分勉強して5分休憩することを繰り返すだけですが、きっと効果的を感じられるでしょう。これができるようになることはとても大事です。
勉強法④:タイムスロットマネジメント
勉強法③のポモドーロ・テクニック の内容から、もう少し時間を伸ばします。90分集中的にやって、約15~25分くらい休憩を取る方法です。
これを1セットと捉えると、要は、試験時間は90分ということが多いですので、90分にある程度集中力が続く状態の自分を作っていくための練習ができます。
これをやるとどんどん勉強時間が増えていくのです。勉強時間というのは、勉強時間のことだけを考えるのではなく、休憩時間とセットで考えることが大事です。
慣れてくると1回あたり、2、3時間と続けることが可能な時もでてきます。午前中、または午後からなど、特に、エネルギーのあると感じられる時間帯は続けやすいです。
疲れたときは、休憩をします。ただ、ダラけてしまうため、休憩を長い時間(30分以上など)とるのはおすすめできません。短い時間の休憩がポイントとなります。
勉強法⑤:寸止め勉強法
完全に脳を休める休憩法で、「直前のよいところで終える」ということです。
中途半端に終えるというのは非常に有効な方法で、意識的にやってほしいです。勉強していると「あと1ページ、あと数問でこの1章が終わる!」「終わらせたい!」という気持ちになりがちです。終わらせるとそこで気持ちが切れてしまいますので、休憩後の勉強再開時になかなか調子がでにくいというデメリットもあります。
【例】
1章をまるまるやるのではなく、あと2、3ページで終わるという所であえて止めるのです。そうすれば、休憩後の再開時に「一番おいしい所からやれるな」みたいな感じでやる気が上がります。
勉強法⑥:完全に脳を休める休憩法
本記事でいう「休憩」とは、「目を閉じる」ことです。
目を閉じることで、脳を休めることができます。「スマホをさわる」「動画を見る」「ゲームをする」「漫画を読む」、これらは「息抜き」であって「休憩」ではありません。これらは、脳が休まらないからです。「目を閉じる」の他に「仮眠をする」「音楽を聴く」「シャワーを浴びる」などもよいでしょう。
※「息抜き」については、後から紹介する「理想の1日の過ごし方」で取得するタイミングを示しています。
目を閉じ、脳をしっかり休められたら、また長い時間の集中力が生まれてくるのです。
勉強法⑦:コンカレントワーキング
ひとつのことを集中して進めるのではなく、同時並行で進めていく方法です。
1日の中で同時並行して進めることを意識してください。
実際にひとつのことだけに集中した場合、1時間に10ページ進めるところ、3つの教科を同時に進めた場合に1時間に15ページ進めることができたといった事例もあります。(1.5倍のペース)
【例】
- 文系:英語だけでなく、英語と日本史や国語を同時に進める
- 理系:英語だけでなく、英語と数学や理科を同時に進める
- 分野横断的:英語だけのけの場合、英単語だけではなく、英文解釈やリスニングを同時に進める
勉強法⑧:1週間6日法
1週間は、7日間ではなく、6日間と考えます。
この夏の時期に1週間のうち1日休んでよいのかという疑問がでてきそうです。ですが、1日休むことで、他の6日間の効率がかなりあがるのです。
走り続けることは大事です。でも、人間とは、時に休憩して自分自身を休ませることで、他の日のモチベーションを上げていくことが可能です。
勉強は肉体労働ではなく、頭脳労働です。体と脳はつながっているので、体も心も休めることが、日々の集中力を生むのです。6日間で1週間と割り切って考えるとよいでしょう。
勉強法⑨:受験戦略の最適化
「勉強法①:スモールステップ法」にも関係しますが、まずこの夏の時期に何をすべきかという大枠を決めることが大前提であり、とても大事です。
この大枠を決める場合、試験の配点が高い科目、かつ伸びにくい科目(英語長文、リスニング、現代文、数学など)を選びましょう。高配点なうえに、科目としては伸びにくいものを今の時期に仕上げなければ、後半の受験直前に英語長文や現代文が解けないとなった場合、合格が難しくなります。
【例】
- 文系:英語長文だけ、現代文だけ
- 私立文系:歴史 ※かなりボリュームがあるのでこの時期から取りかかるべきでしょう。
- 理系:数学だけ、理科(物理または化学)だけ※生物は後半で追い込める科目でしょう。
1日の理想的なスケジュール
理想は、モデルケースのとおり、1日14時間30分をやりきることです。ですが、休憩を取ったとしても最低12時間以上は確保できるスケジュールをご紹介します。
モデルケース(合計 14時間30分)
※各時間枠内でも集中力が続かないと感じたら、5~15分程度の休憩を取りましょう。
- 8:00 – 12:00 朝4時間
- 12:00 – 13:00 昼休憩 ※昼食と仮眠(約25分)を取ることでスムーズに午後につなげる
- 13:00 – 17:00 昼4時間
- 17:00 – 17:30 休憩 ※目を閉じて休憩する
- 17:30 – 19:00 夕方1.5時間
- 19:00 – 20:00 夕飯
- 20:00 – 24:00 夜4時間
- 24:00 – 25:00 調整 ※勉強中に5分休憩などを取得した場合の調整
- 25:00 – 26:00 寝る前1時間 ※おすすめは暗記系の勉強
動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。
1日15時間は勉強できる!
試験の配点が高い科目、かつ伸びにくいを中心に、1日約15時間の勉強法を実践してみてください。理想的な1日を積み重ね、合格へ向けて理想的な夏を過ごしましょう。