東大や早慶などの難関大学に合格するには、最低限の学力が必要となります。それは、偏差値だけでは測れません。
例えば、偏差値が50でも十分合格できる可能性がある方もいます。逆に、偏差値が60でも合格の可能性が低い方もいるのです。

本記事では、東大や早慶などの難関大学に合格する受験性たちが、高2のこの時期にどれくらいの学力があればいいのかということについて解説します。

本記事でわかること

1. 学力に基準を設ける理由
2. 東大を目指す場合の今必要な学力の基準
3. 早慶を目指す場合の今必要な学力の基準
4. MARCHを目指す場合の今必要な学力の基準

学力に基準を設ける理由

「東大」「早慶」「MARCH」とそれぞれに学力の基準を設けています。

基準を設ける理由として、基礎から標準の学力が身についていないと、試験期間（受験するまでの期間）に物理的にボリュームをこなせないからです。逆に、基礎や標準学力を身につけた状態であれば、期間内に間に合うということとなります。

東大に関しては、基準が相当高いです。それ他の大学は、それほど難しくない基準となっています。ですが、基礎ができていないと試験までに間に合わないのです。また、基礎学力や標準的な学力が身についているということは、同時に勉強法もすでに身につけているということになります。

勉強法について

勉強法は、とても大事です。勉強法が正しく身についていなければ、どんなに勉強しても、身につかなかったり、間に合わなかったりします。

例えば、英単語の暗記において、英単語をひたすら書いて覚える勉強法で進めるとします。数千個の単語を書いて覚えていると、単語の暗記だけで受験勉強は終わってしまいます。
現代文や英文読解などにおいても、ただひたすら問題を解き、解説を確認することを繰り返すだけの勉強法では、解き方のコツなどは身につかないです。

勉強法については、過去のブログでも多く解説しています。一例とはなりますが、ご紹介します。

英単語暗記

【超暗記法】『英単語ターゲット1900』の勉強法

英文解釈

『入門英文解釈の技術70』『基礎英文解釈の技術100』の違いと勉強法

英語長文

英語長文ポラリス発展編 難関大学の英語長文を攻略できる6つのポイント
偏差値55から着実に70まで伸ばす！ポレポレ英文読解プロセス50の勉強法

東大を目指す場合の今必要な学力　※東大文系の場合

今の時期に必要とされる学力の基準

センター試験・共通テストいわゆる一次試験の問題で英数国で8割以上取れている方は、かなり高い確率で東大目指すことができるでしょう。
逆にこの基準を満たしていない場合、東大を目指すことはなかなか難しいです。この時点で8割が取れないとなると、かなり絶望的であることは事実です。

東大は、日本一の大学です。1年間で間に合わせるためには、どうしても最低限クリアしなければならない基準となります。かなりヘビーです。

基準の学力が必要な理由

やらなければならないボリュームが大きいからです。それでも2年かけて東大に行きたいという方であれば、がんばっていただきたいと思います。ですが、ご紹介する勉強法では、この基準に到達していないと、1年でたどり着くことは難しいといえるでしょう。

早慶を目指す場合の今必要な学力

今の時期に必要とされる学力の基準

英語、現代文、数学（必要な方）で、中学レベルまでの学力が完璧である方は、1年間で成績を伸ばすことができるでしょう。
これは、比較的楽ではないかと感じます。中学レベルの学力は、1ヶ月ほどガッツリがんばれば仕上げられるボリュームだからです。

プラスアルファの学力

『入門英文解釈の技術70』のようなしっかりとした入試英文を、一文一文正しく読める力をつけることをおすすめします。そうすれば、不安が少なく合格を目指していけるのではないでしょうか。意外とハードルは低いです。

基準の学力が必要な理由

中学レベルが完璧だとしても、実際のところ、共通テストで何割取ることができるかといえば、おそらくほとんど取れないかもしれません。しかし、中学レベルの問題、例えば公立高校の入試問題で9割以上取れる学力を備えておけば、1年間で早慶の合格を目指すのにかなり夢がでてくるのです。

MARCHを目指す場合の今必要な学力の基準

今の時期に必要とされる学力の基準

最低限現代文が中学レベル完璧であれば、もうそれだけで、合格を目指していけるでしょう。英語も中学レベルを完璧にしておくと、より良いです。早慶のような高校レベルの参考書が、今の時点で全くできていないとしても、中学レベルの学力を習得していれば、高い合格率を期待して目指していけます。

こちらの内容は動画でも詳しく解説しています。

難関大合格に向けて

現段階で、自分の学力が基準となる学力に到達しているのであれば、これからがんばることで、東大や早慶といった難関大学合格の可能性が高くなるでしょう。試験期間内に学力をさらに向上させ、難関大学への合格を目指しましょう！！