1日30分最短1週間で速読力を身に付ける方法[後編]
2022.10.8
連載「1日30分最短1週間で速読力を身に付ける方法」後編です。本記事では、速読力を身につけるための5つのポイントのうち、残り2つのポイントとなる、具体的な実践方法をご紹介します。
試験では、制限時間内に問題が解くため、速読力が必要です。まず、「英文が読める」状態になるためには、「英単語・英熟語/英文法/現代文」の3つの要素が必要です。さらに、ご紹介する勉強法を1日30分実践することで、速読力のアップをめざしましょう。
本記事でわかること
速読力(英文を早く読み、理解し、解く)を身に着けるためには、5つのポイントがあります。後編では、ポイント④・ポイント⑤ご紹介します。
※ポイント①~ポイント③は、前編でご紹介しています。
- 『1日30分最短1週間で速読力を身に付ける方法[前編]』の復習
- ポイント④:英文を5~10回音読する
- ポイント⑤:1日30分、1週間音読する
『1日30分最短1週間で速読力を身に付ける方法[前編]』の復習
ポイント①:左から右へ音読する
英文を左から右の語順で、返り読みせずに繰り返し音読します。これまで脳内で、「英語→日本語→イメージ」の流れで理解していたものが、「英語→イメージ」の流れで理解できるようにします。
ポイント②:未完成でよい
英文を音読するときは、すべての英単語や英文法が理解できていなくても、未完成なままですすめます。
ポイント③:音節リズムを理解する
音節のリズム(1拍/2拍/3拍)を理解し、発音を把握します。
ポイント④:英文を5~10回音読する
音読する対象に指定はなく、志望大学の過去問題や手持ちの参考書・問題集などの長文でよいです。それらの英文を5~10回音読します。
完璧な発音でなくてもよいですが、発音が分からないときは、付属のCD、無料のホームページ(Weblio翻訳など)、またはアプリの読み上げ機能などで確認します。
ポイント⑤:1日30分、1週間音読する
ポイント④で音読した英文を、1日30分以上、繰り返し音読します。さらに1週間同じ英文で続けます。1つの英文は、30分の間に5回以上を目安に音読しましょう。
音読するタイミングも決まりはありません。様々な勉強を終えた後や、疲れて寝る前の集中力が切れる寸前のような状態でも、効果は期待できます。
こちらの方法は動画でも詳しく解説しています。
とにかく継続が大事!
通常は、英文を「英語→日本語→絵(イメージ)が浮かぶ」の流れで理解しています。本記事の勉強法を実践することで、「英語→絵(イメージ)が浮かぶ」の状態で理解できることを目指しましょう。日本語に変換する工程が省略されるため、理解するまでの時間が短縮されます。1日30分の繰り返し音読を継続することで、速読力を身につけましょう。