高3生・浪人生必見!約4か月で確実に英語を得意にするカリキュラム・ルート勉強法
本記事では、4月からのこの時期にどのような受験勉強をすべきかについて、英語勉強法のカリキュラムをご紹介します。
これから紹介する勉強法は、少なくとも4ヶ月くらいの長期間で、しっかり取り組んでいく内容となります。
対象となるのは、偏差値が30、40ぐらいの方です。現時点で、偏差値が55以上ある方や偏差値の高い方には、あまり参考にならない内容となります。
本記事でわかること
- なぜ英語を先にやるべきか。
- 全体の流れについて
- 4月~5月のカリキュラム・ルート:基礎英単語/英文法/解釈+基礎現代文
- 6月のカリキュラム:英語長文基礎~標準
- 7月のカリキュラム:英語長文入試レベル(過去問)
- 8月以降のカリキュラム:英文法問題/英作文/リスニング
なぜ英語を先にやるべきか。
基本的に、英語や国語(理系であれば数学)の主要科目が仕上がるまでは、他の選択科目は後回しにした方がよいと考えます。
理由は、英語などの主要科目は、一度成績が伸びるとなかなか下がらない科目だからです。かつ伸びるまでの期間がバラバラです。4ヶ月で上がる方もいれば、それ以上かかる方もいます。さらに英語は、避けられない科目なので、早めに着実に成績を上げておくと戦いやすくなります。
とにかく、この4月から最低4ヶ月間は、英語をメインとして他の科目も進めていく強い心意気が必要です。
全体の流れについて
まず、4月~7月で英語長文を仕上げます。文法問題や英作文、リスニングは8月以降に設定しています。英語の中でも思考力を使う部分とそうでない部分とに分けています。
英語長文は、試験の中でもウエイトの高いうえに、仕上げれば、英文法問題や英作文も安易となり、リスニングも勉強しやすくなります。
英文法問題や英作文は、覚えることの比重が高いため、早い段階に設定すると、復習の頻度が増えます。そのため、後半に実施するほうが効率的です。
4月~5月のカリキュラム・ルート:基礎英単語/英文法/解釈+基礎現代文
英語長文をクリアするための土台作りがテーマです。
英語長文は、一つ一つの英文の集合体です。各英文は、単語・熟語・文法で構成されています。まず、単語・文法をしっかり固めましょう。
また、文と文との関係性を紐解くのは、英語ではなく、現代文の力が必要となります。前の文と後ろの文が、「同値(言い換え)」なのか「差異」なのか「因果関係」なのか、関係を紐解くのは、現代文の力です。中学レベルの現代文を確実に習得しましょう。
参考書ルート
「【約○週間】」は、参考書を仕上げる期間の目安です。
【4月の前半約2週間】
基礎的な単語・熟語と文法を身につけます。
※同時並行で進めます。
●基礎的な英単語:『高校入試 短文で覚える英単語1900』
この単語帳は、カタカナ読みもあり、英語の発音が苦手な方も勉強しやすいです。
英単語を10分で600語覚える方法
- 1つの単語の発音と意味を声に出す(1単語1秒)
- ①を繰り返し、一気に600語続ける(10分以内)
- ②を1日2~3セットやる(1日30分)※最後のセットは寝る前にやる
- ①~③を同じ範囲で6日間続ける
- 7日目、即座に意味が言えるかチェックをする
●基礎的な英文法:『完全攻略 中学英語 英文法 1~3年』
内容は簡単ではありませんが、この参考書を仕上げれば、英語長文に必要な知識のほとんどが習得できるでしょう。
高校レベルの仮定法や分詞構文などの内容はないですが、根本的な文法力は事足りる参考書です。
※『SUPER STEP(スーパーステップ) 中学英文法 1〜3年』
英文法の勉強に辞書的に使用すると、勉強がスムーズにすすむでしょう。
【約3~4週間】
標準的な一文一文の解釈ができる力を身につけます。
文法の勉強では、主語・動詞・目的語・補語・修飾語を正確に把握できる力を身につけます。
※同時並行で進めます。
●現代文:『中学総合的研究 問題集 国語読解』(※勉強法の動画に飛びます)
中学レベルの現代文の力が身につきます。
●英文解釈・精読:『入門英文解釈の技術70』
すべての英文がスラスラ訳せるところまで音読して馴染ませていくことを意識しましょう。
【約1~2週間】
●標準的な英単語:『データベース3000 基本英単語・熟語』
6月のカリキュラム:英語長文基礎~標準
現在主流となっている問題集に取り組みます。
7月のカリキュラム:英語長文入試レベル(過去問)
入試レベルの英語長文を勉強をするため、過去問題に取り組みます。
8月以降のカリキュラム:英文法問題/英作文/リスニング
英文法問題/英作文/リスニングの勉強に取り組みます。
こちらの内容は動画でも詳しく解説しています。
着実に効率よく成績を伸ばしていこう
英語長文は、一度身につくとそう簡単に下がることはありません。かつ配点が高いため、最初に確実に習得しておくべきです。
ご紹介した内容は、中途半端な気持ちでできるものではないです。ですが、成績を伸ばす土台を作りをし、効率よく成果を出しましょう。