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【超暗記法】『システム英単語 』の覚え方

みなさん、英単語の暗記は得意ですか?得意ではない方もいるかもしれません。「前半に覚えた単語が後半には記憶から消えている」 「覚えたはずなのに忘れている」「自分の記憶力のなさが悲しい」などの声が聞こえてきそうですね。

『システム英単語 』は、難関大に対応した単語帳として、人気があります。実際、GMARCHや一部の旧帝大では、十分すぎる内容です。

本記事では、勉強法についてご要望の多かった単語帳『システム英単語 』の英単語を10分間で600語覚える方法をご紹介します。

本記事でわかること

  1. 『システム英単語』にマッチする学力層
  2. 『システム英単語』の特徴
  3. 『システム英単語』の最適な勉強法

『システム英単語』にマッチする学力層

『システム英単語』は、まったくの英語初心者では使いこなすのが難しい単語帳です。偏差値でいうと、高校1年生なら偏差値60以上、高校2年生なら偏差値55以上、高校3年生や浪人生は偏差値50以上の学力が求められます。『英単語ターゲット1900』と同様の位置づけです。

学力層に満たない人はまずこれをやろう

上記の学力を満たしていない、と思われる方は、『データベース3000 基本英単語・熟語 』『高校入試 短文で覚える英単語1900』などで、基礎から標準的な英単語力を身に付けましょう。英文法の知識は、それほど無くてもよい内容ですが、標準的な英単語力が無ければ、本書の暗記に苦労します。

『システム英単語』の特徴

構成

特徴

『システム英単語』の最適な勉強法

英単語の暗記は「準備」と「暗記」の2段階です。英単語暗記は、9割が「準備」で決まると考えてください。10分間で600語をこなすには、1単語1秒しかかけられません。「英単語は1単語1秒で1義を覚える」で実践しましょう。

準備編

  1. 知ってる単語・知らない単語に仕分ける
    知らない単語は、分かりやすくマーキングします。
  2. 知らない単語を600語見つけるまで①を繰り返す
  3. 単語の発音を把握する
    分からない単語は調べてカタカナで書きます。

暗記編

  1. 「単語の読み」と「意味」を音読する
    意味が複数ある場合は、覚えやすい意味を選んで音読します。
  2. ①を繰り返し、600語分を10分で行う
  3. ②を1日3回行う(30分)
    1セットは寝る前に行いましょう。脳科学の研究で寝る前に暗記をすると、記憶の定着率が上がると証明されています。
  4. 同じ範囲の単語で③を6日間続ける
  5. 7日目に単語を見て即座に意味が言えるかをチェックする
    思い出せない英単語や、すぐに意味を言えない英単語は、翌週も継続して④を行います。

【実践例】

  1. 「単語の読み」と「意味」を音読する
    例えば、「remain」→「とどまる」、「reach」→「~に着く」、「allow」→「~を許可する」……と意味を隠さず、見ながら行います。
  2. ①を繰り返し、600語を10分で行う
  3. ②を1日3回行う(計30分)
  4. 同じ範囲の単語で③を6日間続ける
  5. 7日目に「意味」を隠した状態で、英単語を見て即座に意味が言えるかをチェックする

どうしても覚えられない英単語

追加で暗記を継続しても覚えられない場合は、MINIMAL PHRASESの例文を丸暗記しましょう。

例文の暗記は、音読で読み込み、スラスラ訳せるまで反復します。意味がある文なので非常に暗記しやすいですが、全ての英単語で例文を暗記するには、相当な時間がかかります。ですので、どうしても覚えられない英単語だけ、例文を暗記する戦略です。

例文の暗記方法

[例文]allow him to go out

  1. 例文をSVOCMに分けて、日本語→英語の順に音読する
    「許可する」→「allow」、「彼に」→「him」、「外出を」→「to go out」
  2. ①を1日5回繰り返す
  3. ②を6日間繰り返す

MINIMAL PHRASESの活用

レベル5の多義語は、MINIMAL PHRASESの例文ごと暗記しましょう。フレーズごとに覚えなければ、使える知識として身につかない英単語だからです。また、レベルの低い英単語が多いため、すでに知っている意味にとらわれがちです。

[例]run a big company=大会社を経営する
英単語ではなく、フレーズで暗記しなければ、実際に「run」だけを見て、「run=経営する」とはなかなか出てきません。

こちらの勉強法は動画でも詳しく解説しています。

難関大に対応する英単語力を身につけよう!

『システム英単語 』を仕上げれば、東大、京大、一橋、東工大を除く、旧帝大に対応できる英単語力が身につくでしょう。ご紹介した最適な勉強法を実践し、英語の学力全体の底上げにつなげましょう。

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