早稲田まで対応可能?!くもん『SUPER STEP』の勉強法!偏差値30から55までUP
本記事では、くもんの英文法参考書『SUPER STEP(スーパーステップ) 中学英文法 1〜3年』を解説します。
「今さら中学レベルの英文法?」と思いませんでしたか。
実は大学入試の英語は、中学レベルの英文法で戦うことができるのです。共通テストやGMARCH、中堅国立大学の二次試験の問題では、70%の得点を取るのが一つの基準ですよね。実はこの基準は、中学文法でクリアできるのです。つまり、中学英文法だけで偏差値60以上を目指せるといえます。
『SUPER STEP』がなぜおすすめなのか
受験で重要な中学英文法。あなたは完璧だといえますか?ちょっと不安になってしまったという人は、この『SUPER STEP(スーパーステップ) 中学英文法 1〜3年(以下『SUPER STEP』)』の勉強がおすすめです。
この参考書は中学文法を理解しやすいだけではなく、超効率的にあなたの弱点をピンポイントに克服できる素晴らしい教材です。
この一冊を仕上げてしまえば、一文一文を正確に読む力を手に入れられます。大抵の英文解釈の参考書を理解できるでしょう。また、英文法を理解できれば、英作文も書きやすくなります。このように、『SUPER STEP』を仕上げることで英語への苦手意識が解消し、英語を重視する難関大学への合格が一気に近づくのです。
この記事でわかること
- 『SUPER STEP』にマッチする学力層と伸び幅
- 『SUPER STEP 』の特徴
- 『SUPER STEP』の最適な勉強方法
①『SUPER STEP』にマッチする学力層と伸び幅
英語の初学書でも、余裕でこなすことができる参考書です。偏差値30〜40程度の人でも使いこなせるでしょう。曖昧だった英文法の知識を深く理解し、つながりを実感し、その結果成績が伸びた、という事例が多数あります。この一冊を仕上げれば、今後の英語学習がスムーズになるでしょう。
「知識はあるけど理解が足りない」という人は『SUPER STEP』を勉強するだけで、偏差値60以上を目指せることもあります。早稲田大学のスポーツ科学部や人間科学部などの一部の学部やGMARCH、中堅国立大学の長文でも読めるようになるのも夢ではありません。
英単語の知識がなく進めづらい人
基礎的な英単語の知識がない人は『高校入試 短文で覚える英単語1900』を先に勉強するとよいでしょう。余力がある人は『データベース3000 基本英単語・熟語』も同時に進めます。これらの単語帳は高校の標準的な内容が入っているほか『システム英単語』や『英単語ターゲット1900』には収録されていない重要単語も含まれています。
②『SUPER STEP』の特徴
英文法の単元ごとにページが分かれています。単元の内容はそれぞれ例文2つ、ポイント2つ、NOTEという構成です。巻末にはチェックテストが収録されています。
関係代名詞や比較など、長文読解に重要な項目について例文だけで十分カバーされている点が『SUPER STEP』のすごいところです。
なによりも素晴らしい特徴は、復習すべきページの指示がある点です。もしポイントを2つ読んでも理解できなければ「このステップに戻りなさい」「このページに戻りなさい」と戻るべきページの指示が書かれています。この指示に沿ってさかのぼれば、簡単に自分の弱点を見つけ、克服することができるのです。
③具体的な勉強法について
ここからは、英文法の勉強方法と、実際に『SUPER STEP』を進める方法をご紹介します。
勉強法方法のポイント
英文法の勉強法には、大事な点が2つあります。
①例文の主語と動詞の確認
さまざまな英文法の参考書に、単元に応じた例文が載っています。この例文の主語と動詞を理解することが大切です。
たとえば、現在完了の単元なら、
He has gone to New York.
彼はニューヨークへ行ってしまった。
などが例文になるでしょう。この文章の主語は「He」で動詞は「has gone」ですね。このように、主語と動詞をちゃんと理解することがまず大切です。
②英文を隠し、日本語訳から英語が言えるか
先に紹介した例文で実践すると、「He has gone to New York.」を隠して、「彼はニューヨークへ行ってしまった。」という日本語訳から英文が言えるかをチェックします。言えなかったら何回か練習しましょう。
ポイントは、ただの丸暗記はせず、きちんと①も実践することです。「Heが主語、has goneが動詞、New Yorkが目的語」と、SVOCの構文を理解するのが大切です。
また「行ってしまった」という訳から「過去形ではなく、完了形の has gone を使うのだな」と文法を理解する力も大切です。『SUPER STEP』では単元ページのポイント1、2に説明されているので、理解しやすいでしょう。
③復習する
この参考書の学習に限った話ではないですが、復習が勉強で一番大事です。英単語や英熟語の勉強方法も紹介してきましたが、記憶の定着度は触れた回数によって決まります。そのため、何回復習できたかが非常に重要なのです。
これら3つの勉強方法のポイントを意識し、『SUPER STEP』の具体的な勉強方法を解説します。
『SUPER STEP』の具体的な勉強方法
①目次で苦手な英文法を確認し、苦手なところから勉強する
参考書のはじめに、単元別にページを示す目次があります。この目次をまず見て、苦手なところから勉強にとりかかると効率的です。たとえば「現在完了が苦手」「関係代名詞、嫌いだな」と思ったら、まずはその単元から勉強していくのです。
②主語と動詞を確認し、日本語訳だけで英文を言えるかチェック
『SUPER STEP』の単元ページには、なぜ2つの例文があるのでしょうか。実は、それぞれ役割が違うのです。1つ目の例文は今までに学んだ知識が、2つ目の青色の例文はこれから理解していくべき知識が組み込まれています。そして、この新しい知識が入った2つ目の例文の解説がポイント1、2の部分です。
これらの例文の主語と動詞がどこかを確認します。そして、例文の英語を隠して、日本語訳から英語で言えるかをチェックします。言えたら次の単元に進みます。
一度言えた例文でも、最低3〜4回は復習するのが大事です。英単語や英熟語の勉強と同様に、復習して繰り返すことで記憶が定着します。
③理解できない場合は分かるところまで戻る
2つあるうちの1つ目の例文は今まで学んできた知識で作られているため、この知識を応用して2つ目の例文を理解していくのが大事です。しかし、仮に1つ目の英文が理解できない場合は焦って先に進まず、指示された場所まで戻りましょう。例文の横に「分からなければここに戻りなさい」という単元の番号が書いてあります。戻るべき単元がすぐ分かるというのが、『SUPER STEP』の素晴らしいところです。
戻っても理解できない場合は、さらに戻るべき番号にしたがってさかのぼります。分かるところまでどんどん戻って勉強していけるのが、この参考書の強みです。自分がつまずいてるところが必ず分かる構成なのです。
④復習を終えたらチェックテストへ
復習まで終わったら、チェックテストを解いてみましょう。チェックテストは単元によって章が分かれていて、章ごとに番号とタイトルが書いてあります、このタイトルは各単元の解説ページと対応しています。
チェックテストで満点であれば、もう復習しなくてよいでしょう。間違ったところがあれば、対応する単元に戻って復習します。
こちらの動画で実践していますので、ぜひご覧ください。
勉強時間の目安
ご紹介した方法で勉強すると、早ければ10〜15時間で終えられます。目安としては、高校生であれば一日50ページのペースです。しかしこれは理想のペースで、最初は一日1ページくらいのペースで構いません。
とにかく大事なことは、
- 主語と動詞を確認すること
- 日本語訳を見ただけで英文をすらすら言えること
この2つです。
進まなくても焦らない
英単語や英熟語のように復習を重ねるのが非常に大事です。かけた時間の長さではなく、触れた回数の多さで記憶が定着するかどうかが決まるわけですから、復習を最優先にして勉強しましょう。復習が多くて先に進まないのであれば、進まなくて大丈夫です。復習を優先してください。復習をおろそかにして先に進んでも、英文法は身に付きません。勇気を持って立ち止まり、復習に時間をかけましょう。
自分の弱点を把握し、偏差値アップにつなげよう!
『SUPER STEP』は、単なる中学英文法の参考書ではありません。文法同士がどのように関係しているのかが深く理解でき、応用が効く知識になります。この参考書を終えれば、共通テストの英文読解はまったく問題なく解けると考えています。ぜひ『SUPER STEP』を勉強するのをおすすめしたいです。また、今回紹介した勉強方法はほかの参考書でも実践できます。参考書の進め方に迷う場合は、ぜひ取り入れてみてくださいね。