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英語長文ポラリス発展編 難関大学の英語長文を攻略できる6つのポイント

「英語長文」と「英文解釈」の違いがわかりますか?

英文解釈は「一文一文をSVOCに分解して正確に訳す力」です。
英語長文は「段落や文章全体で何が言いたいかを捉えること」で、筆者の言いたいことを理解しているかを設問などで問われます。旧帝大などのような難関大学になるほど英語長文の配点は高くなります。

『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス 発展レベル(以下『英語長文ポラリス 発展編』)』は難関大学の英語長文対策に最適です。さらに英文解釈の力を増強できるメリットもあります。

本記事では、『英語長文ポラリス 発展編』の特徴と効率よく成績を上げる方法をご紹介します。

本記事でわかること

  1. 『英語長文ポラリス 発展編』にマッチする学力層
  2. 『英語長文ポラリス 発展編』の特徴
  3. 『英語長文ポラリス 発展編』の最適な勉強法

『英語長文ポラリス 発展編』はどんな学力層にマッチしてるか

『英語長文ポラリス 発展編』は、英語初学者にとっては難しい参考書です。

たとえば、高校1年生なら偏差値60以上、高校2年生なら偏差値55以上、高校3年生や浪人生は偏差値50以上の学力が求められます。

学力層に満たない人はまずこれをやろう

上記の学力を満たしていない、と思われる方は下記を参考に勉強しましょう。

基本的な英単語が身についていない方

『システム英単語』もしくは英単語ターゲット1900に収録されている英単語や英熟語を覚えましょう。

基礎的な英文法が身についていない方

入門 英文解釈の記述70肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本の英文法を身につけましょう。

中学レベルや高校入試の現代文で9割以上取る自信のない方

『中学総合的研究 問題集 国語読解』を習得しましょう。英語長文は筆者が何を言いたいかを捉えることなので、現代文の力も求められます。

『英語長文ポラリス 発展編』の構成と特徴

構成

  1. 問題集(付属の別冊)
    「英文」と「設問」で構成
  2. 解説
    ・設問の解説(正解または不正解の理由を解説)
    ・構文の解説(SVOCを添えて解説)
  3. 音読用の英文

特徴

  1. 入試で問われる難しめの背景知識を得られる
    長文ごとにあるコラム「この英文を読む意義」で、背景知識が解説されています。その解説を読み込むことで「英語長文+αの力」が身につきます。
  2. 解釈力を高めやすい構造になっている
    丁寧な英語解釈の説明により、高度な英文解釈力が身に付きます。
    ※基本的な英文解釈を学んでいることが前提です。
  3. 速読の練習がしやすい
    音読の練習を重ねると速く読めるようになります。付属の音読用CDは解答後の英文を読み込む練習に適しています。

『英語長文ポラリス 発展編』の最適な勉強法

本書の勉強法では、6つ(理解編-4つ・暗記編-2つ)のポイントがあります。

前提として、理解して暗記するという流れで進めます。この方法は脳にあまり負担をかけずに記憶力や思考力を高められる大変有効な勉強法なのです。

ポイント①-理解編1

別冊の英文をSVOC(主語・動詞・目的語・補語)に分け、訳を書く

※参考書に直接書き込みましょう。
※SVOCを書き込んだ英文の下に書きましょう。
※スピーディに書くことを意識してください。
※わからない単語は、間違っていいので意味を予測して赤ペンで書いておくと後から確認しやすいです。

ポイント②-理解編2

SVOCと訳が合っているか解説を確認する

※解説の「構文解析」にあるSVOCと訳をひとつずつ照らし合わせて確認します。

ポイント③-理解編3

設問を解く

※参考書に直接書き込みましょう。
※余白に理由(なぜこの解答を選んだのか)を書きます。思考力を高めるために、紙に書いて考えるプロセスが非常に重要です。

【参考】

言語脳科学の酒井邦嘉東大教授は、紙媒体による学習の方が記憶により定着しやすい、と紙に書くことの効用を発表されています。人は頭の中で、同時に考えられることは3個程度といわれています。これが紙に書くことで約5~10個まで増えるそうです。

ポイント④-理解編4

「解答と解説の根拠」と「自分の解答と根拠」とを照らし合わせながら理解を深める

ポイント⑤-暗記編1

英文を音読する(1日5回を6日間継続)

根本的な英文速読力を身につけるためのポイント

長文の音読方法

準備:「音読用の英文」のページで、すべての単語の発音を確認しておく(音読用のCD教材を活用)

  1. 全文をSVOCに区切る
  2. SVOCごとに英語→日本語 の順に音読する
    例文:This is a pen.
    〇「This」→「これは」→「is」→「です」→「pen」→「鉛筆」
    ✕「This is a pen.」→「これは鉛筆です。」
  3. ②を1日5回繰り返す
  4. ③を6日間繰り返す

ポイント⑥-暗記編2

以下の設問の解きなおす

※解きなおしは、2回程度(翌日と1週間後)行いましょう。

英語長文力を鍛えて高得点を狙おう!

基本の英文解釈と現代文の力を習得したうえで『英語長文ポラリス 発展編』の最適な勉強法を実践し、高度な英語長文力を身につけましょう。

こちらの動画でも解説しています。

配点の高いとされる英語長文をマスターして、高得点を目指していきましょう!

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