漢字を100語10分で覚える方法
なぜ英語専門オンライン個別指導塾BASISのブログで『漢字の覚え方』の記事があるの?
「漢字の暗記は英単語の暗記に通じるから」が大きな理由ですが、それだけではありません。”英単語暗記の支障になるのは英語だけではないから”です。ずばり“日本語の理解”を作るために、ぜひ漢字も学んでほしいのです。
おすすめの参考書は『中学漢字スタートアップ1400』です。難しい漢字を覚える必要はありません。中学漢字までしっかり理解していれば、英検にもTOEICにも、大学受験の英語にも支障がなくなります。
以上は社会人・大学生・高校生・中学生すべての人にいえることですが、特に高校生なら学校で定期的に漢字の試験がある人、入試のために覚える人は多いです。この記事では
「なかなか漢字が覚えられない!」と困っている方や
「短い時間で早く覚えなきゃいけない!」差し迫った方へ
たいへん有効な漢字の暗記方法をお伝えしていきます。この暗記方法を実践すれば、30分で100個の漢字の読み・意味・書き全てを覚えることも夢ではありません!
漢字勉強の2つのポイント
さっそく漢字の覚え方を説明していきます。漢字の勉強法では、絶対に外せない2つのポイントがあります。
ポイント①読み・意味を一気に確認する
みなさんは漢字の教材の見開き2ページ、語句で言うと20語くらいに対して普段どれくらい時間をかけて勉強しますか?30分~1時間くらいかける方も多いのではないでしょうか。
見開き2ページの漢字を1~2分で覚えましょう。
このスピードなら漢字100語が5~10分だけで終わります。
次のページに進んでも同じです。見開きページに対して1~2分のスピードでバンバンこなしていきましょう。短い時間で大量にこなすのがポイントです。長い時間をかけてはいけません。覚えられているか不安が残る程度で大丈夫です。
ポイント②書く回数を決めておく
一つの漢字3回まで!と決めて、その3回で覚えきるつもりで書きましょう。3回書くのは10秒以内におさめること。このスピードなら100語が約17分で終わります。
「3回で覚えられるのか不安だな」と思っても、それでも「3回で覚える!」と決めてやること。それだけで記憶しやすくなります。
同じ漢字をビッシリ書いて覚えようとする人がいますが、あまりおすすめしません。書くのに夢中になって「頭に入れる」意識が薄れてしまうからです。何より疲れるし、腱鞘炎になったら試験で書けなくなるので、やめておきましょう。
漢字を覚える方法
ここからは具体的な方法をお伝えしていきます。注意していただきたいのは、漢字を覚える順番です。読み・意味を先に必ず覚えましょう。書くのは後です。
STEP1 読み・意味を100語10分で覚える
読み・意味を覚える手順
- 読み・意味の正解を手などで隠す。(正解が隠れれば何で隠してもOK)
- 声に出して読みと意味を言う。
- 合っているか確認する。
合っていた場合
合っていたらどんどん次に進みましょう。
間違っていた・分からなかった場合
ペンでレ点のチェックを入れておきましょう。復習の目安になります。
チェックを入れたら、正解を確認して読み上げましょう。その後すぐ正解を隠し、正解が言えたら次に進みましょう。分からなかった場合も同様です。
見開き2ページを1~2分で
この手順を繰り返し、見開き2ページを1~2分で終わらせましょう。スピーディーにやれば、記憶はどんどん作られていきます。レ点を入れておけば、復習の目安になります。
たった1回で覚えられるのかよ、と不安や疑問があるかもしれません。記憶は「短い時間で何回も触れること」で作られます。まずはバンバン読み・意味を確認していってください。
STEP2 書き方を100語17分で覚える
STEP2は漢字を書かないといけない人、書く問題が出るテストを受ける人だけやってください。
書き方を覚える手順
- 一つの漢字を書くのは3回まで!と決めて、その3回で覚えるつもりで書く
- 10秒以内に3回書く
- 3回で覚えられなかったとしても次に進む
早く書くコツ
10秒以内に3回書くために、時短できる部分はどんどん時短していきましょう。例えば「同僚」という漢字の書き方が分からなかったとします。「同」は分かったが「寮」だけが分からない場合は、分からなかった「寮」だけ書きましょう。
漢字を覚える方法まとめ
- 5~10分で読み・意味を確認
- 3回だけで覚えるつもりで書く(1漢字10秒=100語で約17分)
- ①と②を数回繰り返して8~9割の漢字を覚える
覚えきれなかったときは……
書き方がなかなか覚えられない時は、こちらの対処法を参考にしてください。
時間を置いて2周目をやる
覚えられない漢字に再び取り組む場合は、いったん時間を置きましょう。他の勉強したり、休憩したりしてから取り組んでください。再度やる時も3回だけ書いて、合計6回以内に覚える意識でやると、かなり覚えられます。
なかなか覚えられない時は
2周目をやってもなかなか覚えられない漢字は、全体の1~2割出てきます。そういった覚えられない漢字はノートにまとめて書いて、常に見るようにしましょう。このとき、”エア書き(空中に指で漢字を書く練習)”も必ずやること。3回だけ書く方法を繰り返してもOKです。
なかなか覚えられない漢字は集中的に、ほかの9割の漢字は6回以内で覚えられますから、ぜひこの方法でチャレンジしてみてください。
早速実践してみよう!
ためしに、まずは10分だけやってみてください。繰り返しになりますが、大事なことは短い時間で数をこなすことです。間違っても1時間も2時間もずーっと作業を続けるのはやめてください。
あなたの勉強の負担が少しでも軽くなって点数が取れたらいいなと願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。