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自称進学校生が英語の偏差値40を70にまで上げる方法5選

自称進学校に通う方には、基礎的な単語力、文法、読解力の不足が目立ちます。その様な基礎が抜けてる状況では、学校の宿題や小テストだけでは、一向に成績は上がらないでしょう。
少なくとも1~3ヶ月程度の基礎の勉強が別途必要となります。

本記事では、自称進学校に通いながら、独学で英語の偏差値を一気に上げる5つの方法についてご紹介します。

本記事でわかること

  1. 方法①:時間を生み出す(0か月目)
  2. 方法②:英単語を効率よく覚える(0~1ヶ月目)
  3. 方法③:英文法を効果的に理解する(0~1ヶ月目)
  4. 方法④:英文法を効率よく暗記する(1~2か月目)
  5. 方法⑤:英文読解のために現代文力をつける(1.5~3ヶ月間)

方法①:時間を生み出す(0か月目)

とにかく、受験に向けた勉強をするための時間を生み出すことが必要です。
【例】

方法②:英単語を効率よく覚える(0~1ヶ月目)

10分間で英単語300語を覚える方法があります。この勉強法で、1ヶ月で数千語の暗記も可能でしょう。

具体的な勉強法

手持ちの単語帳で実践してみましょう。

ポイント

  1. 声に出すこと
    人には、目から入る情報より耳から入る情報の方が、はるかに記憶に残りやすい特性があります。声に出して、耳に音声を入れることで、記憶の定着率があがるといわれています。
  2. たくさん復習する ※時間はかけない
    長い時間をかけて、単語を書いて覚えるのは難しいです。復習を繰り返し、何度もふれることで暗記ができます。また、1回の勉強時間は30分以内が理想です。

準備編

  1. 知ってる単語・知らない単語に仕分ける
    知らない単語にチェックを入れるなど、一目でわかるようにします。
  2. 単語の発音を把握する
    発音がわからないものは調べてカタカナで書きます。
  3. 知らない単語を300~600語見つけるまで①②を繰り返す

暗記編

  1. 1つの単語の発音と意味を声に出す(1単語1~2秒)
  2. ①を繰り返し、一気に300~600語続ける(10分以内)
  3. ②を1日2~3セットやる(1日30分)
    ※最後のセットは寝る前にやる
  4. ①~③を同じ範囲で6日間続ける
  5. 7日目、即座に意味が言えるかチェックをする

実践例

  1. 「単語の読み」と「意味」を音読する
    例えば、「responsibility」→「責任」、「balance」→「均衡」、「promote」→「を促進する」……と意味を隠さず、見ながら行います。
  2. ①を繰り返し、300~600語を10分で行う
  3. ②を1日3回行う
  4. 同じ範囲の単語で③を6日間続ける
  5. 7日目に単語を見て即座に意味が言えるかをテストすると、約9割覚えている
    残り約1割の覚えられない単語は翌週も継続して④を行う。

参考

単語の暗記法は、動画でも解説しています。あわせてご覧ください。
英単語を10分で300語覚える方法(英単語 覚え方)

方法③:英文法を効果的に理解する(0~1ヶ月目)

大学受験では、中学レベルの基礎的な英文法が、とても大事です。約2週間程度で終わらせる方法をご紹介します。

具体的な勉強法

おすすめの参考書:『SUPER STEP(スーパーステップ) 中学英文法 1〜3年

①目次で苦手な英文法を確認し、苦手なところから勉強する

参考書のはじめに、単元別にページを示す目次があります。この目次をまず見て、苦手なところから勉強にとりかかると効率的です。たとえば「現在完了が苦手」「関係代名詞、嫌いだな」と思ったら、まずはその単元から勉強していくのです。

②主語と動詞を確認し、日本語訳だけで英文を言えるかチェック

『SUPER STEP』の単元ページには、なぜ2つの例文があるのでしょうか。実は、それぞれ役割が違います。1つ目の例文は、今までに学んだ知識が、2つ目の青色の例文は、これから理解していくべき知識が組み込まれています。そして、この新しい知識が入った2つ目の例文の解説がポイント1、2の部分です。

これらの例文の主語と動詞がどこかを確認します。そして、例文の英語を隠して、日本語訳から英語で言えるかをチェックします。言えたら次の単元に進みます。

一度言えた例文でも、最低3〜4回は復習します。英単語や英熟語の勉強と同様に、復習して繰り返すことで記憶が定着します。

③理解できない場合は分かるところまで戻る

2つあるうちの1つ目の例文は今まで学んできた知識で作られているため、この知識を応用して2つ目の例文を理解していくのが大事です。しかし、仮に1つ目の英文が理解できない場合は焦って先に進まず、指示された場所まで戻りましょう。例文の横に「分からなければここに戻りなさい」という単元の番号が書いてあります。戻るべき単元がすぐ分かるというのが、『SUPER STEP』の素晴らしいところです。

戻っても理解できない場合は、さらに戻るべき番号にしたがってさかのぼります。分かるところまでどんどん戻って勉強していけるのが、この参考書の強みです。自分がつまずいてるところが必ず分かる構成なのです。

④復習を終えたらチェックテストへ

復習まで終わったら、チェックテストを解いてみましょう。チェックテストは単元によって章が分かれていて、章ごとに番号とタイトルが書いてあります、このタイトルは各単元の解説ページと対応しています。

チェックテストで満点であれば、もう復習しなくてよいでしょう。間違ったところがあれば、対応する単元に戻って復習します。

参考

英文法の勉強法は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
早稲田まで対応可能?!くもん『SUPER STEP』の勉強法!偏差値30から55までUP

方法④:英文法を効率よく暗記する(1~2か月目)

英文法は③で理解した後に一気に暗記します。暗記ができれば、英文解釈がサクサク進みます。暗記法は、例文を暗記することが一番よいと思います。

具体的な勉強法

「例題の文章を読んだ時にすぐ構造(SVOCM)が分かり、訳ができる状態」を目指しましょう。

おすすめの参考書:『入門英文解釈の技術70

①解説は読むだけ

解説部分を覚える必要はありません。あくまでも例題のSVOCの構造を理解するために読みましょう。「読んで理解できたらOK」とし、繰り返し読む必要はありません。

②演習問題は時間があれば

『英文解釈の技術』の演習問題は例題よりも簡単なので、勉強するかしないかはどちらでも問題ありません。ご自身の余力次第です。

「もう時間がない!」という人はこれから紹介する例題の勉強法だけをやりましょう。

③語句を見ながら例題を訳す

例題の文章を訳しましょう。単語を見ながら、1回だけでいいので紙に書いて訳します。実際に書いてみると手が止まる部分が分かってきます。「どこでつまずくのか」「どこが分かっているつもりになっていたか」を実感できるのです。

④1日5回音読する

訳が終わったら、この例題を1日5回音読しましょう。音読の目的は、例題をスラスラ訳せるようになることです。SVOCで区切りながら日本語、英語の順で読みます。

例題が「This is a pen.」とします。SVOCで区切ると、「This」がS、「is」がV、「a pen」がCですね。これを「This is a pen. これはペンです。」と音読するのではなく、「This これは、 is です 、a pen. ペン。」のようにSVOCで区切って音読します。

この5回の音読は1日やって終わりではなく、スラスラ訳せるようになるために2日間以上連続で音読しましょう。合計25~30回ほど音読すると、スラスラ読めるようになります。

参考

英文解釈の勉強法は、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
『入門英文解釈の技術70』『基礎英文解釈の技術100』の違いと勉強法

方法⑤:英文読解のために現代文力をつける(1.5~3ヶ月間)

①~④は大体2ヶ月くらいでクリアできます。余力がある人は、現代文の力を身につけるのが理想です。

一文一文は読めても、パラグラフになると読めないという方は、現代文の力があれば、多少単語が分からなくても意味の推測ができます。それにより、スピーディーに処理ができるのです。ここでは、英語長文をやりながら現代文力を身につける勉強法をご紹介します。

具体的な勉強法

目的

理解編

  1. ①辞書などを使ってSVOCMを振り、一文ずつ紙に和訳を書く
    英文をSVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)に分けて和訳することで、自分がどこの部分が正確に読み取れていないかを把握できます。
  2. 解説で訳とSVOCMを確認する
  3. 設問を解き、解説で確認する
    余白に解答の根拠(なぜこの解答を選んだのか)を書きます。思考力を高めるために、紙に書いて考えるプロセスが非常に重要です。解説と「自分の解答と根拠」とを照らし合わせながら理解を深めます。                                             解説をみても理解できない場合、現代文の力が足りていないかもしれません。並行して現代文の勉強をする必要があります。

暗記編

  1. 英文を読み込む
    英文を英語→日本語の順に音読します。音読は、一番大事な作業なので徹底的に実践しましょう。基本的にはSVOCMで区切って音読します。(1日5回×6日)
    [例文]This is a pen.
    ◯「This」「これは」、「 is」→「 です」、「a pen」→「ペン」
    ×「This is a pen.」→「これは、ペンです。」
  2. 設問の復習をする
    解答が不正解のもの、正解したが「根拠」が疑わしいものは、再度同じように解いて復習します。翌日に1回、1週間後に1回の合計2回復習しましょう。

実践例

[例題]This river is dangerous to swim in.

  1. 英文をSVOCMに分ける
    This river/is/dangerous/to swim in.
    あの川は/です/危険/泳ぐのに
  2. 訳を書く
    あの川は、泳ぐのに危険です。
  3. SVOCMと訳が合っているかを確認
    SVOCMをチェック:S(主語)=This river、V(動詞)=is、O(形容詞)dangerous、M(修飾語)=to swim in
    訳をチェック:あの川は泳ぐのに危険です
  4. 設問を解き、ノートに書く
    [問1] ①(解答)
    根拠:例えば、第1段落の○○の文章が、設問の文意と合っていた場合→「第1段落の4行目の○○があるから…」
  5. 「解答・解説」で自分の根拠を確認し、正しく理解する
  6. 音読(1日5回×6日)
    「That river」→「あの川は」、「is」→「です」、「dangerous」→「危険な」、「to swim in」→「泳ぐのに」
  7. 復習する
    不正解のもの、正解したが「根拠」が疑わしいもの①~⑥を再度実践し、復習します。(翌日+1週間後)

参考

単語の暗記法は、動画でも解説しています。あわせてご覧ください。
現代文を力が身に付く英語長文勉強法

動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。

今の環境にまけるな!

学校で与えられる勉強だけでは、成績は上がりません。ご紹介した方法をそれぞれ実践し、志望校合格に向けて、英語の偏差値を一気に上げて行きましょう。

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