偏差値40→62にアップ!英文解釈の正しい勉強法
英語長文を読むために、英文解釈は欠かせません。長文は、一つ一つの英文の集合体です。各英文の主語・動詞・目的語・補語・修飾語を把握することで、長文を正しく訳せるのです。
本記事では、偏差値50未満の英語が苦手な方を対象に、どんな教材にも通用する「英文解釈の正しい勉強法」をご紹介します。
本記事でわかること
- 絶対外せない基礎知識習得方法(英文法・英単語)
- 英文をSVOCMに分ける方法
- 音読を通じてスラスラ読む方法
【進め方】
中学英文法が完璧でない方→「①絶対外せない基礎知識習得方法」へ
中学英文法が完璧な方 →「②英文をS/V/O/C/Mに分ける方法」へ
①絶対外せない基礎知識習得方法(英文法・英単語編)
高校の教科書や受験参考書は、中学レベルを習得している前提で作られています。中学英文法が完璧でない方は、勉強をスムーズに進めるため、以下の2冊を徹底的に習得しましょう。
約2週間で全部覚えられる内容です。
- 単語帳:『高校入試 短文で覚える英単語1900』
約1週間でマスターできる内容です。
上記2冊を仕上げたら「②英文をSVOCMに分ける方法」へ進みましょう。
②英文をSVOCMに分ける方法
この勉強法では『理解』→『暗記』という流れが非常に重要です。英文解釈における『理解』とは、SVOCM(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)に分けることです。まずはSVOCMの分け方を理解し、次に例文などを暗記する、という順序が大事です。
この勉強法は、脳の負担を減らし長期記憶を作る 「記憶固定化標準モデル」ともいわれ、脳科学上でも大変有効な方法に基づいた勉強法なのです。
英文解釈の勉強法
まずはじめに、教科書や長文問題集などの英文を準備しましょう。例えば、「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」などがよいでしょう。
理解
- 例文をSVOCMに区切る
ノートに例文を写し、わかる範囲でSVOCMを自力で記入します。 - 訳を書く
SVOCMごとに黒ペンで記入します。単語は調べながら進めます。 - SVOCMと訳があっているかを確認
解説などをもとにチェックし、間違いは赤ペンで訂正します。
暗記
- 例文の英語を日本語に訳し、1日5回音読
SVOCMごとに英語→日本語の順に音読します。 - 1週間同じことを繰り返す
1週間後にまだスラスラ訳せない例文があれば、復習の日数を追加します。
【実践例】
[例題]This river is dangerous to swim in.
理解
- 例文をSVOCMに区切る
This river/is/dangerous/to swim in. - 訳を書く
あの川は/です/危険/泳ぐのに - SVOCMと訳があっているかを確認
①をチェック:S(主語)=This river、V(動詞)=is、O(形容詞)=dangerous、M(修飾語)=to swim in
②をチェック:あの川は泳ぐのに危険です
暗記
- 例文の英語を日本に訳して音読する(目安:1日5回)
「That river」→「あの川は」、「is」→「です」、「dangerous」→「危険な」、「to swim in」→「泳ぐのに」を1日に5回繰り返す - スラスラ訳せるまで④を繰り返す(目安:1週間)
「スラスラ訳せる」について
英語を日本語に変えられることです。すなわち、SVOCMと単語の意味を把握し、すべての例文が何も見ずに訳せる状態です。
「This river is dangerous to swim in.」の例文で、訳を見ずに「That river」→「あの川は」、「is」→「です」、「dangerous」→「危険な」、「to swim in」→「泳ぐのに」とスラスラ言えるようになりましょう。
中学レベルの参考書(『SUPER STEP(スーパーステップ) 中学英文法 1〜3年』、『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』など)の場合は、逆に日本語を英語に変えることも練習しましょう。
「This river is dangerous to swim in.」の例文で、英文は見ずに「あの川は泳ぐのに危険です。」という訳を見て「あの川は」→「That river」、「です」→「is」、「危険な」→「dangerous」、「泳ぐのに」→「to swim in」と1日5回反復することを1週間続けます。
動画でも解説していますので、あわせてご覧ください。
英文解釈の力を付けて成績アップ!!
暗記の反復不足で成績が上がらない方はとても多いです。まずは中学レベルの基本(単語・英文法)を徹底します。次に本記事の英文解釈の勉強法を実践することで、結果英語長文の対策になるのです。ぜひ、英語の成績アップの糸口にしてください。